天然無垢材の床材を使って、そしてクロス張りではなく、ペンキで塗ったような白色の壁紙、そして壁にはところどころにニッチがあって、そこにちょっとした可愛らしい小物を飾るような、そんなインテリアなマイホームに憧れていたものです。わが家を訪れた友達も、「カフェっぽくてステキだよね」と思わず言ってしまうようなそんなマイホームは憧れでしたね。

私がずぼらな性格ではないのでしたら、「ニッチのあるマイホーム」がいいなぁと思いましたね。20代の頃に憧れていた一戸建てマイホームは、それこそ「カフェ風な一戸建て住宅」だったものですから。

しかし30代になりますと、気がついてきてしまうのです。自分がずぼらだということに。そして子供を産みますと、どんどんと家事に手が回らなくなっていくのですよね。丁寧な暮らしなんていう言葉からは、育児に追われて遠ざかっていくのです。

そしてだからこそ、カフェ風の一戸建てマイホームなんて「憧れ」だけの存在になってしまったのですよね。ニッチがあったら埃がたまって仕方ないので、実際に建てたマイホームでは削りましたよ。年齢とともに「憧れのマイホーム」は変化するということで。そして私の性格がカフェ風なマイホーム、丁寧な暮らしのマイホームには向かなかったということで。